こんにちは。
広島県大崎上島町の梅木石材店です。
お坊さんがお経を読む際に手にしている数珠。
お葬式のときには、私たちも数珠を手にか けます。
珠は水晶などの石の素材のものや、黒檀や紫檀などの木の素材、お釈迦様が悟り をひらいた菩提樹の木の実を使ったものもあります。
きれいな石の珠の数珠は一見アクセサリーのようですが、数珠には珠の数に意味がありま す。
正式なものは 108 個。
これは除夜の鐘の数と同じで、煩悩(悩み)の数を表していま す。
その数の内訳とは、以下の 4 種に分かれます。
・六根… 眼・耳・鼻・舌・身・意 の 6 つの感覚器官
・三不同…好・平・悪 の 3 つの感じ方
・染・浄 の 2 つの感じ方の程度
・三世…現在・過去・未来 の 3 つの時間
以上の、6×3×2×3 をかけ合わせた数が煩悩の数と言われています。
※その他にも諸説あるそうです
この珠で回数を数えながらお経を読み、煩悩を消していくといわれます。
珠の数は略式と して 108 の半分の 54 個、4分の1の 27 個のものもあります。
滞在時間の短いお墓参りに はちょうど良いかもしれませんね。
このように、私達の普段の生活の中で聞く話題ではないにしても、初七日や、四十九日、 13 回忌…等、仏教の教えの中には不思議な数が頻繁に出てきます。
難しい数学の公式のようで ちょっと敬遠したい気持ちになりますが、その意味を知ると、お釈迦様や昔の人達は、よく こんなことを考えたなあと驚くばかりです。