梅雨をあじわうための言葉
こんにちは。
広島県大崎上島町の梅木石材店です。
不安なニュースばかりのこの頃ですが、⾃然は変わらず四季折々の変化を⾒せてくれます。
6⽉を迎えると 早くも梅⾬がやってきます。「じめじめして嫌…」なんて声も聞こえてきそうですが、「恵みの⾬」とも⾔わ れるように、私たちの⽣活には⾬、そして⽔はなくてはならないものです。
422 語もの⾬の名前を紹介している、その名も『⾬の名前』(⼩学館) という本を広げてみました。
そこには、梅⾬の前に降る⾬に付けられた「迎梅⾬(げいばいう)」に始まり、梅⾬どきの「梅⼦⾬(ばい しう)」、梅⾬明けに降る「送梅⾬(そうばいう)」に⾄るまで、10以上の⾬の名前が並んでいました。
中に は、今の時代にはそぐわない名付けですが「男梅⾬」「⼥梅⾬」というものや、⽊々の葉を⻘々と鮮やかに⾒ せる「⻘梅⾬」など、この時期の⾬の特徴が細かく細分化されていて、先⼈たちの⾬に対する感性の鋭さに驚 かされます。
梅⾬の後、旧暦の七⼣に降る⾬「酒涙⾬(さいるいう)」や「猫⽑⾬(ねこんけあめ)」といったユニーク な名前もありました。
何かと残念な象徴に重ねられる⾬ですがここは気持ち次第。
⾃分なりに⾬に命名してみ るのも、梅⾬の時期を楽しく過ごす⽅法かもしれませんね。
世間の状況が良くなって⼼置きなく外出できるようになったら、夏のさわやかな⻘空の下、ごぶさたしてい たお墓参りに⾏きましょう。
季節の移り変わりが毎年やって来るように、お墓も家族が笑顔でお参りに来られ るのを、同じ場所でいつも待っています。