こんにちは。
広島県大崎上島町の梅木石材店です。
だんだんと暖かくなってきましたね。
今日は春になると桜とともに美しい白色や紫色で街中を彩る「木 蓮-もくれん」の話題をお届けします。
「木蓮」は「マグノリア」の名前でも有名ですね。空に向かっ て大きな花をたくさんつける花木で庭木や街路樹としても人気があります。
木蓮の名前は「蓮(ハス)」という花に似ていることに由来しています。
この蓮という花は仏教に関わり が深く、仏や慈悲の象徴とされています。
そんな蓮に似た花を咲かせる木蓮は「天国に咲く蓮の花」と も言われ、中国では寺院や宮殿などに木蓮を植える風習があるそうですよ。
木々に大きなつぼみがたくさんついた姿は、まるでたくさんの小鳥がとまっているように華やか。
開花 時期に近寄ると、上品で優雅な甘い香りを楽しむこともできます。
つぼみの先が一斉に北を向くことから、方向指標植物(コンパス・プラント)とも言われています。
つ ぼみがふくらんだ木蓮を見つけた時はちゃんと北を向いているか、確認してみるのも楽しいですね。
原産地は中国南西部。
もともと中国では漢方として扱われており、日本にも平安時代以前に頭痛や鼻炎 の薬として伝わりました。
また、木蓮は地球上で最古の花と言われています。
恐竜が活躍していた白亜紀の地層からモクレン属の 化石が発掘されており、1億年以上も前から今と変わらぬ姿で咲き続けているそうですから、とても興 味深いですね。
その花の大きさや独得のカタチは恐竜たちにぴったり。
恐竜たちにとって春の花と言え ば木蓮だったのかもしれないと思うと、面白いですね。